日本に里帰りすると、どうしても行きたくなるのが温泉。今年は、長野県山ノ内町にある「渋温泉(しぶおんせん)」に行ってきました。
この町には、温泉に入るサルで人気の「地獄谷野猿公苑」もあるので、セットで行くのがおすすめです。
冬の雪景色も良いけれど、夏の新緑もまた格別。そんな長野の魅力をお届けします。
宿泊者限定!渋温泉の九湯めぐり

渋温泉は、石畳のレトロな街並みを歩いて、外湯めぐりが楽しめる温泉街。
昔から地元の方に大切に守られてきた九つの外湯があり、宿泊者はすべて利用できます。

アクセス方法は、電車の場合、JR長野駅から長野電鉄の特急で湯田中駅まで約45分。駅からバスで10分ほどの場所にあります。


九つの外湯は、それぞれ効能が異なり、すべて巡ると「九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿」のご利益があるそうです。

日帰りの場合は九番湯「渋大湯」だけ利用できますが、渋温泉を訪れるなら、やっぱり一泊して九湯めぐりを満喫したいですよね。
初夏だけの体験!幻想的なホタル鑑賞

旅館で目にしたホタル鑑賞のお誘い。ラッキーなことに実施期間だったので、早速行ってみることに。
ちなみに、あちこちで見かけるこのサルは、渋温泉のゆるキャラ「しぶざるくん」です。

ホタル公園では、旅館組合の方が足元を照らすライトを用意してくれていて、迷わず小川まで進むことができました。なんと人生初のホタル。幻想的な明かりに癒されました。
まるでジブリの世界!渋温泉の「金具屋」

見逃せないのが、国の登録有形文化財にも認定されている「金具屋(かなぐや)」。
なんとジブリ映画『千と千尋の神隠し』に登場する、油屋のモデルになったとも言われているんです。
昭和初期の温泉文化を体験できる歴史の宿としても、ジブリファンとしても必見です!

渋温泉は、石畳のレトロな街並みを浴衣で歩きたくなる、そんな魅力的な場所です。
外湯めぐりに初夏のホタル鑑賞、そしてジブリ映画の世界を思わせる老舗旅館など、夏のプチ旅行にもぴったりです。
地獄谷野猿公苑とセットで、ぜひ訪れてみてください。
スノーモンキーに会える「地獄谷野猿公苑」体験レポの記事はこちら
☆外湯の入り方
https://shibuonsen.net/onsen/manner

Miho
コロラド在住のライターです。旅や文化、日常の小さな気づきをテーマに、英語と日本語で執筆しています。カメラを片手に旅をしたり、美味しいものを楽しんだり、愛犬とゆったり過ごす時間が、私のインスピレーションの源です。
mimiweir0321@gmail.com