5.おいしいパン屋と言えば!Tokyo Premium Bakery
デンバーにお住まいの日本人の方なら恐らく皆さんご存じ、美味しいパン屋と言えば、、、
Tokyo Premium Bakery!
今回は共同経営者3名の中から、中山万里さんにお話を聞かせていただきました。
Tokyo Premium Bakeryは、大学サッカー部時代の親友3名、中山さん、有馬宏至さん、松村哲さんが2018年10月に創業。3名は在学時、「将来はアメリカで飲食業をやろう!」と約束。
多くの若者が同じように若さと情熱に任せて夢を語り合うが、就職後は現実に引き戻され、やりたくもない仕事を一生続けることが多い中、彼らは10年もの準備期間を経て、このデンバーで夢を叶えられます。
大学卒業後は役割分担をし、中山さんは企業に勤め資金調達、有馬さんと松村さんはパン屋へ就職し、パンの焼き方から経理まで、パン屋の経営について一から修行。各自目標に向かい10年間走り続ける。
「飲食業の中でも、なぜアメリカでパン屋の経営を選んだのか」という質問に対しては、「アメリカには日本のコンビニのように、手軽に美味しいものを買える飲食店がほぼ皆無なので」と答える。
「デンバーを選んだ理由」は、アメリカで留学経験のある中山さんのお父様にデンバーの良さを勧められ、実際に中山さんたちはデンバーを訪問した際、「人の良さと大自然に囲まれた土地」に惹かれ、こちらを夢へ挑戦する地に選ぶ。
中山さんは日本での仕事にピリオドを打ち、デンバーへ当てもなく移り住み、物件探しを始める。当時、中山さんはこちらのデンバージャパンの掲示板へ、日本から移り住んでビジネスを始める意気込みと住居を探している旨を投稿すると、それを見たデンバー在住S様ご夫妻より返答をもらう。なんと!面識もない中山さんを一年ほど居候させてくださった。
中山さんにとってS様ご夫妻は一生かけても恩を返しきれない存在だそう。
やはり海外へ行くと、こういう時に「日本人同士」という繋がりをありがたく、誇りに感じるもの。そして頑張っている姿を見ると、周りは応援したくなるもの・・・。
物件をやっとの思いで見つけ契約を交わしてからも、工事など準備期間が更に4年近くかかり、その期間は経営者3人で順に日米を行き来し、準備を進める。
周囲からはきっと無理!と言われたビザも3人とも無事取得でき、遂に3年前の10月にTokyo Premium Bakeryをオープン。彼らの「信念」「勘」「タイミング」が功を奏し、オープン当初からお店は大ヒット。
デンバーにこれまでなかったタイプの、自分でトレイに好きなものを選んで購入できる日本式のパン屋。(現在はコロナ禍のため店員にオーダーする形式)日本で10年間培ったパン職人の技。夢を諦めなかった若者3名の執念が現在の成功へと導いた。
彼らの話を聞き、「努力は報われる」、「全力を尽くせば叶わない夢はない」、、、と自分自身へも喝を入れられた気分。彼らの今後の夢は、商品とサービスの質を落とさず、少しずつ店舗を増やしていくこと。Tokyo Premium Bakeryがデンバー近郊に更に増える日はそう遠くはない。熱いお話、ありがとうございました。
*お勧めはアツアツのカレーパン!
*大人気の食パン(しっとりモチモチ)は即完売するので、前日までにオンラインでオーダー必須!
Tokyo Premium Bakery
https://tokyopremiumbakery.com/
1540 S Pearl street, Denver, Colorado 80210
Phone: 720-531-3784
モンルイ絵里子
北海道出身。3人娘の母、コロラド州不動産エージェントとして毎日忙しくもエキサイティングな日々を送っています!15年ほど住んだ大都会のNYから、2019年に夫の仕事の関係でずっと憧れていたデンバーへ家族で移住。大自然に溢れるコロラドが大好きです♪ 「デンバー働く女性の会」非営利団体(コロラド州人認定)の主宰も務める。お家探しやコロラドに関する質問はいつでもお問い合わせください。
eriko.monlouis@kw.com