日本だより
軽い気持ちで挑んだ祖母山が、想像以上だった。

軽い気持ちで挑んだ祖母山が、想像以上だった。

家から遠くに見える、日本百名山・祖母山。いつか登ってみたいと思っていた山に、せっかくなので挑戦してみることにした。
「コロラドでのハイキングの延長くらいかな」と軽く考えていたのだが、その考えは登り始めてすぐに覆されることになった。

救いだったのは、道のほとんどが木々に囲まれた日陰だったこと。そして、5月の清々しい空気だった。

5合目には避難小屋がある。事前の宿泊予約なしで、寝泊まりできるようだ。
その周辺には川沿いのトレッキングコースが広がり、滝もある美しい場所だった。もしここだけなら、「気持ちのいい山歩きだった」で終わっていたかもしれない。

↑ 5合目には避難小屋

↑ 美しい滝をバックに記念撮影

しかし、その先から山の表情は一変した。
山頂へ向かう道には、ロープやハシゴを使う場所もあり、地面には木の根が複雑に張り巡らされている。岩場をよじ登る場面もあり、思っていた以上に体力を消耗した。

やっとの思いで、山頂近くの国観峠(くにみとうげ)にたどり着いた。開けた平地の片隅には、お地蔵さんが静かにたたずみ、登山者を見守っているようだった。

ここからは1時間ほどで山頂。あと、もう一息。

山頂制覇!

その瞬間の達成感は、今まで味わったことのないものだった。これが山登りの醍醐味なのだろうか。山頂から広がる360度の大パノラマを誇らしい気持ちで眺めた。

持参したおにぎりを食べ、しばらく景色を眺めながらひと息つく。そして現実に戻るように、下山が始まる。

ところが、この下山もまた簡単ではなかった。膝は痛くなり、足元は滑り、最後には足を前に出すだけで精一杯だった。「温泉に入れる」という気持ちを支えに、一歩ずつ進んだ。

休憩も含めて往復8時間。こんなに体を酷使したのは久しぶりだった。

おそらく山頂まで登るのは、これが最初で最後だと思う。
でも、5合目周辺のトレッキングコースなら、今度は友人を連れてまた来てみたい。
あの川の音と、滝のある景色を、今度はもう少し余裕を持って楽しみたいと思う。

これから祖母山に挑戦する人へ。
実際に登って感じたのは、事前準備の大切さ。地図アプリと歩きやすい登山靴があるだけでも安心感がかなり違いました。

世界中で使えるハイキング・トレイル検索アプリ
AllTrails

日本国内シェアの高い登山・アウトドア地図アプリ
YAMAP

歩きやすい登山靴選びもかなり重要です。
mont-bell(モンベル)

祖母山(そぼさん)
神原(こうばる)登山口 → 国観峠(くにみとうげ) → 祖母山 往復コース
タイム:8:00 (私たちの場合)
距離:7.6 km
のぼり:1103 m
📍 宮崎・大分

report by ボール佳世子

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