日本に帰省するたびに、ここ数年必ず訪れているお気に入りの喫茶店があります。
群馬県前橋市にある「新木珈琲店」は、“喫茶店”という言葉がよく似合うお店。
昭和生まれの私には、どこか懐かしくて居心地の良い場所ですが、平成生まれの娘にとっては、そのレトロ感がおしゃれで新しいんだとか。

↑ 今月でちょうど11周年(2025年7月現在)。落ち着いた店内は、ひとりでも数人でもゆっくりできる雰囲気

↑ 佇まいそのものが美しい、昭和レトロなカウンター
店内の雰囲気が素敵なのはもちろん、何度も通いたくなる理由はメニューにもあります。

↑ すべて頼みたくなるメニューの数々。喫茶店ならではのモーニングもあり

↑ 「新木珈琲店のブレンドコーヒー」酸味と苦味のバランスが絶妙で飲みやすい

↑ 「アフォガードパフェ」オーナーおすすめの自家製コーヒーゼリーも入った娘のお気に入り

↑ 「ピザトースト」厚切りパンと具材の調和がたまらない
コーヒー、デザート、軽食、どれも丁寧に作られた美味しさが詰まっていて、このお店ならではの温かみとセンスが感じられます。
受け継がれた場所と道具と想い
「喫茶店をやってみたかったんです」
と、やさしい笑顔で話してくたのは、オーナーの新木さん。
以前このお店を営んでいたご夫婦が引退されることになり、新木さんがお店を受け継がれたのだそうです。

↑ カウンター越しに、オーナー新木さんの温かい想いが伝わる
「お店の”ここが自慢”というポイントがあったら教えてください」と尋ねたところ、「自家焙煎機ですね」と即答。
譲り受けたというその焙煎機は、なんと50年ほど前の年代物とのこと。
ご厚意で、その歴史ある焙煎機を見せていただくことができました。

↑ 受け継がれた今も現役の焙煎機は、ガスを使用。味わい深く抜群の存在感
昭和、平成、令和と時代が変わっても、大切に受け継がれた場所や道具があり、新しい想いが未来へと紡がれていく喫茶店。
そんな温かい想いが感じられる場所だからこそ、また足を運びたくなるんですね。

↑ 「イチゴパフェ」こちらは去年の写真。時期によって旬のフルーツを使ったメニューに出会えるのも魅力
定番メニューの他にも、季節限定のパフェや、喫茶店ならではのナポリタンなど、どれも美味しいコーヒーと一緒に味わいたくなるものばかり。
前橋にお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってほしい、そんなおすすめの喫茶店です。
新木珈琲店
群馬県前橋市広瀬町3丁目2-7
Report by Miho
夫、娘、保護犬2匹と暮らす、フリーランスWebライターです。動物全般・旅行・写真・健康・美容など、好きなもの、興味あるものが’沢山あるので、色々なジャンルのお役立ち情報を、発信できればと思っています。
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Photos by Katiee Starr