
8.「日本文化を広めたい」洋子さん
今回ご紹介させていただくのは、元気な笑顔が素敵な渡辺洋子さん。
先日デンバージャパン主催で開催された「日本人集まれ!新年会」にも参加いただきました。
「会っただけで元気をもらえる人」っていますよね!洋子さんはそんなエネルギーに満ちた女性です。
まだコロラドへ来られて半年ほどの洋子さんは、ダウンタウン・デンバーにあるコロラド日米協会(Japan America Society of Colorado)で勤務されています。
洋子さんの仕事内容は、端的にお伝えすると、「日本文化を広めること。」
国際交流基金日米センターとローラシアン協会が共同運営しているJapan Outreach Initiative (JOI)プログラムから派遣されたコーディネーターとして、現地(コロラド)で様々な文化交流イベント等を企画、運営することが主な活動内容。プログラムは2年間限定で、洋子さんを含め、全米各地にて現在7名のコーディネーターが日本から派遣され活躍されています。

<洋子さんのバックグラウンド>
日本のご実家は新潟県で、教育大学卒。(教員免許を取得)
大学卒業後は新潟にて福祉行政職員(介護職)として働き、その後3カ月間ニューヨークでの語学留学を経て、横浜と新橋にあるロジスティクスの会社で物流部門コンサルタントとして7年間ほど勤務。主に農薬メーカーの物資輸出に関わる手配を担っていました。
<洋子さんの意外な!?趣味・特技>
ダンス(ヒップホップからバーレスクなど幅広く!)と洋服づくり!

こちらでの日常の活動内容は、「日本文化の普及」を大前提に、洋子さんが主導で考案されています。現地校に連絡を取り、日本文化に関するプレゼンテーションやイベントを行い、日本文化を知らない子供たちに日本を紹介することで興味を持ってもらう。伝統文化として、二人羽織、けん玉遊び、福笑いなどを紹介しつつ、洋子さんは「モダン文化」に詳しいので、今日本で流行っているダンスや音楽などを紹介すると特に話が弾むそうです。洋子さんがこれまで出会った子供たちや、これから出会う子供たちの中に、一人でも、日本に将来行ってみたい!違う世界を見てみたい!と思う子がいれば、それだけで「大成功」と言えるのではないでしょうか。
人間、誰しも「きっかけ」がないと開けなかった扉ってありますよね。「この人との出会いが人生を変えた」とか、「ある出会いをきっかけに、また素晴らしい人に出会えた」という経験、皆さんにもありますよね。そういう素敵な出会いを洋子さんは現地校の子供にもたらしていると思います。まだまだ幼く素直でスポンジのように刺激や新しい知識を吸収できる世代のアメリカ人に、日本文化を紹介してくださってる洋子さん。こういう一つ一つの小さな出会い、一人ひとりの経験が世界に影響を与えるのだと思います。

洋子さんとは、「私たちはやっぱり日本が大好きなんですね!」という会話でインタビューを終えました。アメリカに長年住んでいらっしゃる方も、まだこちらに移住されたばかりの方も、アメリカの方が「気楽」と感じる場面は多々あると思いますが、それでもやっぱり「日本に生まれてよかった」&「日本のこんな良さは他にはない」、と感じる場面も多いのではないでしょうか。洋子さんの紹介から、少し話はズレてしまいましたが、洋子さんとの出会いは、私にとっても「日本というルーツはこれからも大切にしたい」と思える、「気付き」のある時間になりました。
<コロラド日米協会>
・隔週土曜日に”Kaiwa Club”を開催しており、こちらは「日本語で話すことが目的」で、日本人と、日本語レベルの異なるアメリカ人が集まり、文化交流が行われています。「楽しい出会いの場」として、新しい友人がほしい!という方にもお勧めのイベントです。
・会員限定に情報満載のE-ニュースレターを発信しています。こちらでは日米協会のイベントのお知らせ以外に、求人情報も記載されており(日系の人材会社がないコロラドでは貴重な存在!)、就職活動中の方にも有益な情報元になります。会員の新規登録方法等、詳細はウェブサイトよりご確認ください。
人懐っこい笑顔・人柄の洋子さん、今度またワイワイお食事でも行きましょう!
こちらで過ごされる残り1年半の間に、洋子さんにとっても未知の扉が開ける出会いが沢山訪れますように!

北海道出身、オテンバ3人娘の母、不動産エージェント、料理好き♪ 2004年に大学留学で渡米、ニューヨークに15年ほど住み、2019年に夫の仕事の関係でずっと憧れていたデンバーへ家族で越す。都会での生活から、自然に溢れるコロラドへ移り、とっても幸せ。日本人のママ友に出会いたい♪ お家探しについていつでもお問い合わせください。
eriko.monlouis@kw.com