日本だより
子連れ一時帰国レポート〜沖縄〜

子連れ一時帰国レポート〜沖縄〜

こんにちは、デンバーメトロエリアでリアルターをしながら子育てにも奮闘するみきです。
この夏、2歳になる目前の息子と夫と日本に一時帰国してきました。

年末や来年の旅行を立てる人の助けになればと思い、我が家の一時帰国についてシェアしたいと思います!

一時帰国中の国内旅行、どこ行く?

皆さんは一時帰国の時の国内旅行先はどのようにして決めていますか?我が家も夏の帰国が決まった時に、せっかくだからどこかに旅行に行きたい!となり、行き先を決めるところからスタートします。
でも久しぶりの日本、しかも8月で暑さが厳しそう…そこで我が家の候補はビーチを楽しめる沖縄か北海道に。最終的に、夏の北海道は最高と聞くけど山に囲まれたコロラド住まいからしたら沖縄の方が旅行感が高いのでは!?という気持ちから沖縄に決定しました。

沖縄と決まったら次は「沖縄のどこに行くか

我が家の日本国内旅行の目的はズバリ、ダラダラゆっくりまったりすること。観光や体験よりも、とにかくゆっくりした時間を過ごしたい、ということでした。なのでビーチがとにかく綺麗なところがいいと思って調べていたのですが、調べれば調べるほど離島もいいな、本島もいいな、日数を分けて2個ぐらいの離島に泊まる?なんて調べれば調べるほど決められず…
結局子連れで沖縄旅行に行ったことのある友達、そして沖縄出身の友達にもたくさん話を聞いて、結局私たちは沖縄本島の北部、国頭村に行くことにしました。
ここにした決め手は

  • 他の離島と比べた時の、関東からのアクセスの安さ
  • いざすることに尽きたとき、美ら海水族館などの選択肢もある
  • 何かあった時の病院もある
  • 北部は自然が豊かで、観光客で混雑している雰囲気ではなくゆったりできる

という理由でした。

私たちが泊まった国頭村(くにがみむら)は沖縄本島の最北端に位置し、豊かな自然に恵まれた村です。やんばる国立公園に指定され、2021年には世界自然遺産に登録されました。
私も夫も、旅行のスタイルは「現地に溶け込むような時間の過ごし方」が好きで、それを知ってる沖縄出身の友人からも、「みきにはぜひ沖縄本島の北部に行ってほしい」とアドバイスをもらい、そしてその友人の知人で国頭で民宿をしている人を紹介してもらったのきっかけに、そこに滞在することにしました。

飛行機移動〜2歳以下は席が取れない!?〜

旅行の計画をしていてまず困ったのがこちら。2歳以下だと料金を支払わずにlap childとして搭乗することができますが、我が家は高身長旦那がそれでなくても狭そうにしているのもあり、飛行機移動の時にはいつも子供の分もチケットを取っていました。しかし今回、東京から那覇までをスカイマークという航空会社での航空券を買ったのですが、なんと2歳以下は子供のためだけの席を取れないと!!取ることは可能は可能なのですが、航空会社の定めるサイズのチャイルドシートを持参して使用する必要があると…

結局2席だけとり、当日ビクビクしながら乗りましたが、前半は昼寝をしてくれ、後半は足元で遊んだり映画を見たりでなんとか乗り越えることができました。

宿泊場所へレッツゴー!

さて、那覇につき、レンタカーをピックアップしたら、目的地の国頭村に出発です!国頭村の宿泊場所である民宿「ちちぬぅーじ」までは、高速道路を使って約2時間ほど。途中海沿いを運転したり山の中を通ったり、飽きない道のりでした。

そして宿に到着です。宿のお母さんが本当にとっても素敵な方で、ご近所の方の庭で取れたマンゴーなどもくれました。

こちらの宿はキッチンもついていて部屋の中もとっても広いお部屋です。アメリカでは普段子供は子供部屋で寝ていて、添い寝があまりできないタイプのうちの子ですが、旅行中はこんな感じの空気を膨らませてできる簡易トドラーベットを使いました。

ちなみに国頭村で驚いたのが、あまりスーパーらしい場所がなかったこと!
食料を買おうと近くのスーパーを聞いたのですが、野菜の直売所や道の駅以外だとコンビニが一番品揃えもいいからおすすめとのこと。私たちが泊まったところからも車で3分ぐらいのところにコンビニがあったのでとても助かりました。

宿からは歩いて3分でビーチに行けるのですが、到着した時には午後7時を過ぎていたので、この日は子供を寝かしつけて1日が終了です。

2日目、国頭村を満喫

2日目の朝、キッチンで朝食を作って食べ(追加料金で民宿で朝食を用意してもらうこともできます)、歩いてビーチに移動します。

これこれこれ!これですコロラド民の求めていたバケーション!!私の息子にとっては人生初の海!水遊びが大好きな子供なので興味津々、でもちょっと不思議そうに眺めていました。

少し歩くとビーチリゾートもあり、そこでSUP水上スキーの体験、サンセットクルーズなんかの予約もできます。

宿に戻って子供も私たちも昼寝をした後、森の中の方へ行ってみることに。宿にチェックインした時にもらったガイドブックに乗っていて気になった「森の美術館」に行ってみることに。ここが、私の心を射抜くスポットでした。

森の美術館は実は都内をはじめ日本国内にいくつかある美術館なのですが、木育を目的とし、木を使ったたくさんのおもちゃが出迎えてくれます。館内も木の香りに包まれ、音楽ではなく木と木のおもちゃがぶつかる音、ブロックが倒れる音なんかが心地よく響いています。

私は実は木が大好きで、大学の時、専攻だった国際関係学の単位をさっさと取り終わらせた後は農学部森林学科の授業に潜り込んで木の勉強を趣味でしていたほど。将来の目標として子供向けの自然教室とアート教室をしたいと思っていたのですが、そんな私にとって本当に心くすぐられる場所でした。

子供も美術館のおもちゃを大満喫した後、宿に帰って部屋の外で水遊びをし、宿のおかみさんにおすすめしてもらった沖縄料理のお店で夕飯を食べ、そのまま歩いて3分のビーチをゆったり散歩。

何にも急がされることなく、「誰かに会わなきゃ、あの人に連絡しなきゃ」なんていう心配をすることも必要なく、本当にゆったりした時間でした。

3日目、美ら海水族館へ

2日目に国頭村のゆったりさを満喫したので、ちょっと南下して美ら海水族館に行ってみることに。やはりデンバーのダウンタウンアクアリウムとは規模が違いますね。
周辺の海も本当に色が美しくて、施設内の散策もとっても楽しかったです。

小さい子供連れで沖縄に行ったことがある友人からパイナップルパークもおすすめされて行きたかったのですが、子供の昼寝の都合もあり今回は断念することに。この日も午後は海で遊んでおしまいです。

4日目、大石林山へ

4日目の朝は、コロラドでも大好きなSUPです。実は日本に住んでいた時、私は千葉のサーフィンスクールに通っていたことがあって、沖縄でもサーフィンができたらなぁなんて思っていたのですが、子供もいるしみんなが慣れているSUPをすることに。特に宿泊していたところから近くのビーチは波もすごく穏やかだったので、SUPにぴったりでした。

ちなみにSUPのボードを貸し出ししてくれる場所は国頭村の中でも複数あり、当日の連絡でレンタルができる場所もあります。

午後は国頭村の北部、やんばる国立公園の大石林山へ。

ベビーカーでゆっくり散策できるコースもありますし、少しのハイキングで岬からの絶景を見るスポットに行くこともできます。
我が家が感動したのはこのガジュマルの木!

コロラドでたくさん子供を連れてハイキングしていたのも助けとなってか、子供も自らたくさん登ったり降ったりもしていました。

5日目、ありがとう沖縄!

沖縄最終日です。
はじめ旅行の計画をしている時、4泊5日全部国頭村にすべきか、それとも中部の宿泊と分けるかを悩みましたが、我が家としては1つの場所にどっぷり腰を据えてゆったしまったりできたので結果的に大正解でしたし、夫はまたあの場所に泊まりに行きたいとも言っています。もちろんどんなところを見たいか、どんなバケーションの過ごし方をしたいかにもよると思いますが、ゆったりまったりすることを目的とするのであれば沖縄北部に足を伸ばすのは本当におすすめです。

長くなりましたが、いかがだったでしょうか?子連れでの一時帰国、そうでなくても考えることがたくさんで、計画している時点で面倒になってしまいますよね(え、私だけですか?)。
今回の旅行レポが皆さんの次の旅行計画のお役に立てたら嬉しいです。

ちちぬぅーじ
https://chichinuji.studio.site/

やんばる森のおもちゃ美術館
https://www.kunigami-forest-park.org/toy_museum/

大石林山
https://www.sekirinzan.com/

hiccapop
https://www.hiccapop.com/

執筆者プロフィール
手塚美希

手塚美希
コロラド州不動産エージェント。2022年秋に生まれた息子とコロラド生まれ育ちの夫とレイクウッドに住んでいます。天気がいい日は子供を連れてハイキングへ!コロラドだからできる自然の中での子育てを楽しんでいます。コロラドの不動産情報や街の情報、子育て情報を集めたサイトもやっています。https://coloradoseikatsu.com/

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