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とことんコロラドライフ 2002年4月号

エイプリルフール(4月1日)

image エイプリルフールは、アメリカでも一大イベントです。日本よりも、趣向を凝らした「嘘」を楽しみました。

 まずは、雅のビジネススクールでの出来事から。雅の通うビジネススクールでは、どの科目でも一学期の間は同じ教室、同じ席に座って授業を受ける事になっています。いわば、日本の小中学校と一緒です。今は2学期目。最初の1学期目は、真ん中の最後列に座っていました。今学期は、黒板を向いて左側の方の前から2列目で授業を受けています。しかも、授業は100%出席が原則、遅刻も厳禁です。教授は完璧に学生の顔と名前を覚えているので、ごまかしようがありません。雅も、こんなに真面目に授業でるのは久しぶり。日本の大学とは訳がちがいます。といっても、やはりどこにでも遅刻の常習犯というのがいます。雅のセクションにも、1人だけ毎日版で押したように5分遅れでやってくるトルコ人がいます。

 雅のクラスメートはそれを逆手にとって、今日はセクションの人全員で、教授をからかおうというプランです。朝、いつも遅刻するトルコ人だけが教室に先に到着し着席しています。後の人は全員5分遅れで教室に入っていきました。そして、当然のように現在とは違う前学期の席に就きました。席にはそれぞれの名前を書いたネームカードがあるのですが、それは現在の席に合わせて(当然ですが)置いてあります。教授は我々のジョークを一緒に楽しみ、授業中、実際に座っている人とは違うネームカードの名前で皆を指名し、当てられた人はネームカードの人の物真似をしながら発言するというルールになりました。皆、発言する時は、身振り、しぐさの癖、口癖から発言内容の傾向まで真似して、お互いにそれぞれの物真似のうまさに大笑いの授業でした。

 私、良子は朝英会話のクラスに行くと、先生が「さぁ今日は熟語のテストだったわね。みんな用意はいい?」と言い出しました。一瞬全員で顔を見合わせます。皆の顔には「へぇそんなの聞いてない」「先週もテストやったし」という表情がありありと出ていました。そして口々に先生に異議を言い始めました。一通り全員が「おかしい」と抗議し終わった頃、先生はにっこり笑って「Gotcha!」と一言。依然きょとんとしているみんな。すると「今日は何日?何の日?」と先生。そしてみんな気が付きました。そろいも揃って先生にまんまと騙されてしまいました。その後はエイプリルフールの話になり、スペインやメキシコの人達は「私達も同じような日があるけど、12月だ」などという話を聞いたりして盛り上がりました。

 学校でまんまと騙された良子はせっかくだから?雅を騙そうと色々と嘘を考えた挙げ句、学校から戻った雅に「ねぇねぇ大変。円が140円になっちゃった」と言ってみました。すると予想に反して雅は「あ、そう」とたいした反応を見せてくれません。良子がしぶとく「どうしようか」と追い討ちをかけても「最近、もう円がいくらになろうと驚かなくなってきた。ふーん140円ね」とてれない返事。仕方なく良子が「へっへウソ〜」と白状すると「なんだウソだったの。でも知らないよ。そんな嘘ついて。本当に140円になっちゃったら良子のせいだ」などと言われてしましました。まさか140円になったりしないよなぁと思っている良子ですが、本当にそこまで下がったら・・・・へ?私のせい?さて現実はどうなることやら。

 (後日談)円は数日後、本当に139円まで下がってしまいました(T_T)

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